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第7話 恋愛禁止の婚約契約

last update publish date: 2026-09-14 10:44:40

第7話 恋愛禁止の婚約契約

「これ、本当に三か月で解消できる契約なのか」

 俺が問いかけると、リシアの肩が明らかに揺れた。

 銀色の巻物へ刻まれた古代竜語は、俺の耳へ「二つの魂を一つの巣へ結び、死が二人を分けるときまで続く」と囁いている。どのように都合よく解釈しても、三か月限定の偽装婚約を示す文章には思えなかった。

 リシアは俺と目を合わせないまま、机の上へ置いた巻物を箱へ戻そうとした。

「今日はもう遅い。詳しい話は、明日、法務官を交えて行えばよい。おまえも疲れていると言っていたではないか」

「そうだな。疲れているからこそ、これを三か月の契約だと思って署名していたかもしれない。説明は今聞きたい」

「署名させる前には、きちんと説明するつもりだった」

「それなら今、説明できるだろう。この契約は、いつまで続くんだ」

 リシアは箱へ伸ばしていた手を止めた。

 魂

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